異動しました
今年の7月からAzure Specialistから、新設部署に異動をしました。日本に5人しかいないロール「Virtualization Specialist」へ転身しました。
Virtualizationだと仮想化全般をイメージしがちなので、日本語のロール表記で「仮想デスクトップ」のソリューションに特化したスペシャリストになりました。
Virtualization Specialistのロールでは、Azure Virtual Desktopと、Windows 365の2つのプロダクトを主に担当することになりました。
また、M365 E5 や Intune Suiteなども守備範囲になります。AzureもCloud Endpointも、どちらも担当できる変わった職種なのでとてもワクワクしています。守備範囲も広くなるので、日々飽きることなく刺激を受けています。
新設の部署に飛び込むことは、リスキーでは?といった事も社外の方から心配されますが、
新しいロールでのチャレンジと、公共のDXを促進させる目標どちらも叶えられるロールだと思っています。
私はゼロイチの仕事が大好きで、ファーストペンギンとして未来を切り拓いていく働き方が向いています。
また、前職はスタートアップで働いていたので、新しいチャレンジやスタートアップのようなスピード感で仕事をするのを得意としています。
自分の「生きがい」とは何か
Microsoftへ入社した理由の一つに、公共・教育分野でのDXを推進する目標があります。このブログは一般的な日記なので詳細は割愛しますが、生半可な気持ちでは推進できないから、中長期的に取り組むべき施策に取り組んでいく覚悟を決めています。
Virtualization Specialistのグローバルキックオフイベントにオンラインで参加して、講師の方が「Ikigai」(生きがい) について解説してくださったのですが、まさしく私は今「Ikigai」を見付けることができました。
生きがいフレームワークについては、解説サイトが外部にあるのでぜひご覧下さい。
ちなみに、私は3人の子どもがいて、PTAや父母会の活動では他薦を受けて気付いたら任命されている事が殆どです。紙媒体から電子化へ、保護者と職員の無駄な作業の削減など、成り行きで係になった際には後任者に負の遺産をできるだけ残さないように切り込めるようにしています。理由としては単純で、3人の子どもが居ると、また係が巡ってくる可能性があるからです。一人にかかる負担の削減など実現できますが、これは当然ながら無償奉仕です。
業務として、仕事に見合う報酬もあり、自分の特技だけではなく、好きなことがすべて合致している先に「Ikigai」があります。
6年以上前、前職へ内定が決まったとき、直属の上司になる方から、「この仕事を通して、自身が何をしたいのか見付けられるよう応援している」とコメントをもらいました。
あの時のコメントをもらってから「私が本当にやりたいことって何なのだろう」と答えが見つからず、時間も掛かって転職もしましたが、ようやく「生きがい」を見付けることができました。
Azure Virtual Desktop とWindows 365の仮想デスクトップは汎用的な用途だけではなく、GPU付きの高性能コンピューティングのラインナップもあります。また、接続元端末のOSを問わず利用できます。Windowsの会社である、といった認識もありますが、Windowsが動いているSurfaceはもちろんですが5月頃にM3 Macbook Air を購入してBYOD化して仮想デスクトップを使っています。手元の端末として、MacもWindowsもどちらも使えて純粋に面白いのです。
異動のきっかけ
1年前から個人的な活動として、会社の英語の資料を日本向けにローカライズしています。くらう道というブログを書いている同僚の牛上さんに、共通資料の監修をしてください!と無茶振りをして快諾いただいたり、一人では実現できなかったことも、V-Teamで前進することもできるようになりました。(Virtual-Team:部署横断の推進活動)。Azure Virtual Desktopは機能アップデートも豊富で最新情報の情報量がとても多いのです。
Azure Virtual Desktop の共通プレゼン資料を日本向けに作っていますが、ローカライズした担当者名を見て、私がオフィス出社したタイミングでお礼を言いに来て下さった同僚がいました。普段はリモートワークをしているのにもかかわらず、です。
そのときにとても感謝されて、(同僚はとても人柄のいい人です)こんなにも誰かの役に立っているのだな…と気付けました。その後、ローカライズ共通資料の社内(日本)アクセスランキングで上位になっているのに気付き、沢山の人が使ってくださっているのだな…と実感しました。
ローカライズがきっかけで沢山の同僚と知り合う
ローカライズは簡単そうに見えて、地味な作業です。ただ翻訳すれば良い訳ではなく、国内向けに修正も必要なので難しく、ページ数も多いです。ブログを書いたり、寄稿を行った経験もある自分自身にとって、これまでの経験が活かされる取り組みができました。 最新情報をいちはやく共有したいという執念があるからこそ、突き動かせるのだと思っています。
そしてローカライズがきっかけで、社内で沢山の質問が届くようになりました。多くもらう質問に対しても、V-Team活動として前もって情報共有したりフォローできるようになりました。部署問わず、沢山の同僚と知り合うことができました。担当するエリアや業界が違って、普通だったら関わることのできない同僚ともコミュニケーションを取るきっかけにもなりました。V-Team活動は、私の好きな仕事になりました。
その後、部署が新設がされると聞いて異動希望を出し、7月に異動してちょうど2ヶ月です。
新しく学ぶ事もありますが、その変化を楽しみながら新しい道を切り拓いていこうと改めて誓いました。
リスキリングについて
結果的に、異動前の Azure Infra Specialistのロールとして最後の登壇は「JAZUG Women #3」になりましたが、この日に同僚が会いに来てくれました。
リスキリングとマルチクラウドセキュリティについて登壇しましたが、前半のリスキリングについては続けていて、セキュリティ系の認定資格を主に取り続けていました。異動とは全く関係なく SC-300 (Microsoft Certified: Identity and Access Administrator Associate) を最近取得しました。Azureに関する業務もアイデンティティ管理どちらも重要なので知識の補充に役立ちました。
英語力について
グローバルキックオフイベントの最終日に、クイズ大会があって上位者にはお菓子が届く!といった特典がありました。Microsoftに入社したときはグローバルチームの所属で、最初の研修が英語で頭がいっぱいになった苦い過去がありますが、今や英語の早押しクイズまでできるようになりました。
仕事で日常的に英語を使わざるを得ない状況になって、自分の意識も変わっていきました。英語でメールの返事をしないと仕事が進まなかったり、グローバルのミーティングでも疑問点があれば質問するようにしています。日本に5人しかいないロールなので、社内への情報収集や発信は自発的に行います。異動する前に、70分の 英語1on1も不安だった自分ができるようになって、臆することもなくなりました。本当はできるのに、自信がなかっただけなのかもしれないですね。
仕事に関する投稿は、LinkedInで投稿をやってみる試みをしています。こちらでもよろしくお願いします。
https://www.linkedin.com/in/manami-taira/
最後に
30代から40代になり、そろそろ働き方を変えて落ち着いた職種にすればいいのでは?とよく言われます。
でも私は、今しかできない事を存分にやらないと絶対に後悔すると思っています。勝利の女神には後ろ髪がない。だから、チャンスを逃さず掴み取って、新しい事にもチャレンジします。
AzureとCloud Endpointの両輪でDXを推進できるのだから、こんなに面白い仕事はないと思っています。また、3人の子ども達に対しても胸を張って仕事をする姿をみせたいから、敢えて自分のやりたい道を選びました。
クラウドとAIで、より便利な世の中になるような貢献ができるよう、日々精進して参ります。