JALのどこかにマイルを使って旅をすることは、私自身の「ちょっとした夢」でした。
今後の進路に悩んでいる9歳の次男も一緒に連れて行き、2人分で申し込みました。
予約時、4つの行き先候補地をJALからご提案。そのなかからお申し込みから3日以内に行き先が決定。 偶然決まった行き先を、思う存分に楽しめるなんて、なんて素敵なんだろう。
そしてつい前日まで、往復7,000マイルで日本の「どこか」に行けるワクワクが止まらない旅をしました。
ちなみに、ご提案された場所は高知・大阪(伊丹)・熊本・山口でした。
ちょうど1ヶ月前にお盆で熊本に帰ったから「さすがに熊本は当たらないだろう」と思いきや、見事に熊本が当たりました。搭乗履歴は考慮しないようですね。
時間指定は絶対にしましょう
私は肝心なことを見落としていた。うっかり「時間指定無し」にして申し込んでいて、行きも帰りも始発(第1便)になりました。
ちなみに、行き先や時間の変更処理はできません。キャンセル処理はできますが、申し込んだマイルは戻らないので、せっかくだから行く事にしました。
カメラはレンズ交換無しで割り切る
時間配分がシビアな旅になるから、レンズ交換はせずに単焦点一本と、iPhoneで臨みました。カメラはFUJIFILM X-T5で、APS-Cセンサーでかつ軽量です。SONYのフルサイズ一眼を持って行こうと思いましたが、右肩の付け根をリハビリ中なので、一番軽い一眼カメラで行きました。(リングフィットアドベンチャーを最初からMAXでプレイしてしまったが為に治療中です)
AM 4:00 起床して羽田空港へ
朝4時に起き、朝5時ちょうどにUberタクシーで羽田空港へ。頑張れば山手線の始発に乗れるのですが、悪天候も考慮して確実に行ける手段を選びました。
乗った飛行機が第一便で良かった点。上空からの朝日がとても神秘的で、次男が撮影してくれました。
AM8:30 熊本空港から高千穂へ出発
今回は「阿蘇観光タクシー」さんを事前に貸切予約して、高千穂コースに行ってきました。レンタカーも考えたのですが、高千穂までの峠が険しい箇所もあり、悪天候だった場合も考えてタクシーを貸し切った方が安全と判断して、事前に予約しました。
朝方の阿蘇は神秘的
高千穂へ向かう途中、ナミ像を拝みました。ナミ様から後光が差していて、まさに女神像。朝方の阿蘇は風も気持ちよく、空気も美味しく心地良かったです。
私は熊本北部出身なので、朝方に阿蘇を散策するのは3回目ぐらいですが、第1便でこれて本当に良かったと思います。
AM9:00「道の駅くぎの」の絶景フォトスポット
見晴らしが絶景の道の駅でトイレ休憩。ソフトクリームが美味しかったです。
今回は利用しませんでしたが、道の駅くぎので、電動ママチャリやスポーツバイクのレンタサイクルのサービスをしているそうで、超本格的でした。すぐ近くに mont-bellの大型店舗もあって、見所が多い道の駅でした。
くまモンとルフィの看板が可愛すぎて癒やされます。
AM10:00 神話の郷・高千穂へ
道の駅で20分ほど休憩後、タクシーで1時間かけて高千穂へ向かいます。
途中、既視感のある看板を発見。
出発前の前日に観た、アニメ「推しの子」の看板そのものじゃありませんかー!!
コラボ実施が発表される前に、どこかにマイルを申し込んで、偶然にも熊本空港になりましたが、偶然に偶然が重なってミラクルハッピーな気分になりました。
AM10:40 天岩戸神社
入口の鳥居から片道10~15分ほど歩き、ご神体が祀られている最奥地の洞窟まで向かいました。
それなりに遠いので、やや早足で向かいます。
目的地です。神秘的な空間に思わず息をのみました。
洞窟は、超広角レンズではないと撮れない画角になるので、手持ちのiPhoneで撮りました。
AM11:20 田園風景~ランチ
高千穂の、豊かな田園風景を眺めながらランチへ。高千穂米はブランド米で有名だそうで、ランチで食べた高千穂米は絶品でございました。
たんぼアートで何か書いてあって、何だろうと不思議に思いました。
ああ、分かった!「推しの米」なんだなと。あと数日で収穫されると想像して、本当に最後の撮影チャンスだったのだと気付かされました。
正午 高千穂牛と共にとろける
JAが運営するレストラン「和」(なごみ)で高千穂牛ステーキのランチ。全国和牛能力共進会で日本一を獲得した高千穂牛だそうで、心躍りました。
高千穂牛の赤身ステーキをチョイスしましたが、めっちゃ柔らかくて美味しすぎて至福のひとときを過ごせました・・・。食べログでいうと、味は★5レベルです。
いつも小食の次男が、ステーキを完食。相当美味しかったんですね。
PM 1:00 トロッコ列車の旅
昼食を堪能した後は、「高千穂あまてらす鉄道」のトロッコ列車に乗車。折り返し運転するタイプなので安心。
絶景 30分の旅、高さ105mの鉄橋が私たちをお出迎え。とにかく天気に恵まれて、風も強くなく(強風だと鉄橋を渡れないそうです)、幸運が重なりました。
この思い出はプライスレスです。
PM 2:00 高千穂神社
朝4時起きのためか、ここで疲れが出てきます。高千穂神社の滞在は20分ほどで済ませ、御守りを買ってすぐに戻りました。
PM 2:30 高千穂峡
そして、高千穂巡りの終盤の見どころ「高千穂峡」に入ります。
よく観光案内の写真で紹介されているボートは、当日受付もできるのですが最近は事前のネット予約で埋まってしまうそうで、私の「どこかにマイル」で決まったタイミングで、予約したい時間枠は既に売り切れでした。
ボートに乗れなくても、見たかった風景をこの目に焼き付けることができて、本当にラッキーが続いていました。
高千穂に来て、本当に良かった。
PM 3:30 国見ヶ丘
そして最後、国見ヶ丘展望台へ向かい、訪れた高千穂を一望しました。空には秋のうろこ雲、丘にはススキで秋の訪れを感じました。
PM 4:20 高森駅で母と解散
実は、実家から母が始発で来てくれていて、16時半の電車に乗って熊本県北へ帰りました。偶然予定が合ったのでラッキーでしたし、今回の貸切タクシーは4人まで同一料金でしたのでとても良心的でした。
PM 4:30 ルナ天文台にチェックイン
最後は、宿泊先のルナ天文台までお見送りしてもらって、本日のツアーは終了。
今回、担当してくださった阿蘇観光タクシーの運転手さんが丁寧で、かつ行きたい場所も一緒に考えてくださいました。
ポジティブな偶然が重なると、人生が好転する
実は、抱え込んでいた悩みが「どこかにマイル」の旅で解決できそうです。
最近、9歳の次男が独学で宇宙の膨張について調べて、周りに答えられる大人もおらず本当に悩んでいた矢先、偶然「どこかにマイル」の行き先が熊本になって良かった点があります。公開天文台が南阿蘇に存在していて、宿泊もできるんです。
夜も天気にも恵まれ、「星見ヶ原」のイベントでは息子が質問して親身に答えて下さいました。息子が疑問に思っていたハッブル-ルメートルの法則をはじめ、仮説と立証の難しさや間接的な立証方法についても分かりやすく説明して下さいました。天文学者と、宇宙物理学のプロが直々に質問に答えてくださるなんという贅沢なイベントは、今回だけ特別なのかというと、宿泊プランに組み込まれていたのです。
今回の宿泊は、きっと息子自身の人生にも左右する貴重な体験で、何かを始めるきっかけにもなりましたし、現役の科学者と話せたことで、とても前向きになったと話しています。
星を眺めながら手持ちのiPhoneでパシャッと撮影。満天の星空を記憶に刻み、今を楽しく生きていこうと思いました。
第1便の飛行機で羽田空港へ
翌日は、阿蘇ファームランドで遊び、近場のホテルに一泊。ファームランドで走り過ぎて疲れていたからホテルは素泊まりでした。
始発の飛行機に乗って帰ると、午後からは東京の自宅で翌日の準備に取りかかれるので、翌日の仕事に対しても、影響を受けにくいです。
「どこかにマイル」を初めて利用しましたが、偶然が人生を好転させるきっかけにもなると感じました。今回「どこかにマイル」という 小さな夢を叶えたことで、新しいチャレンジに繋げられそうです。私自身と、同行した次男も。
再びJALマイルが貯まったら、またどこかに行ってみます。
楽しすぎて紹介しきれなかった写真は、こちらに置いています。
今週のお題「ちょっとした夢」