ウォークマンZシリーズ 「NW-Z1060」 のレビューの続き。なお、前回記事はこちら。恐らく、沢山の人がウォークマンの音質についてレビューをしていると思うので、私はそれ以外の視点で書いてみようと思います。
10日間使ってみての感想
ウォークマンZを使い始めて10日間。最初の1日目はいろいろと面白くて触っていましたが、それ以降は生活の一部の中で使用していました。
Linuxからでもウォークマンへ楽々転送
まず、私のPCはすべてFedoraなのです。ウォークマンの転送は「Xアプリ」じゃないと転送できないイメージがありますが、Linuxからでも可能です。
私はウォークマンへの転送にBansheeを使っています。上記の画像の通り、2400曲あまりの楽曲をウォークマンへ転送させています。 NW-Z1060は32GBモデルですが、この程度の余裕があるので安心ですよね。ウォークマンをFedoraマシンへ接続する度に、楽曲を完全同期するように設定しているので転送の煩わしさはありません。
詳細な転送の方法については、また改めて日記に書こうと思いますので、転送についてはここまで。
驚くべきパフォーマンス
スピードテストを行い、ネットワークの通信速度を測定してみました。測定した時間は12/18(日)0:23。東京から飯塚の測定サーバーへ繋いでます。最も混み合う時間帯での条件なので、これが最大ではないという事をご了承下さい。
左から、「MEDIAS N-04C」「Xperia SO-01B」「ウォークマンZ NW-Z1060」になります。測定条件が同じなのにも関わらず、NW-Z1060が最もUpload値が高いことが分かります。
これは、NW-Z1060に「NVIDIA Tegra2 モバイル プロセッサー 1GHz(デュアルコアCPU)」のプロセッサーが採用されているからです。対してMEDIASは、本体の薄さの維持と消費電力の抑制のため、「Qualcomm MSM7230 800MHz」が採用されています。
そうです、ウォークマンZシリーズはハイパフォーマンスな設計になっているのです。Xperiaでモッサリ動作だったAndroidアプリが、ビックリすぐるらいサクサク動きます。これはとても重要なのです。
ママアプリに最適!
NW-Z1060には内蔵スピーカーが搭載されています。これは意外と便利で、これまでのウォークマンでできなかった、「赤ちゃんの耳元で子守唄アプリを実行する」ことが可能となります。私は、ピアノ演奏アプリを利用して息子と一緒に遊んでいます。
ウォークマン本体のハイパフォーマンスさ、内蔵スピーカー、Android搭載の3つの条件が揃って、育児にも非常に役立ちます。特に、寝かしつけの時に本当に役立っています。
「スマートフォンは使わない」ことにすると、パケ代の節約になる
実は、手元にNW-Z1060が届いてから、XpeiraへSIMを挿さなくなりました。SIMはガラケーに挿したままで、自然とパケット使用量が減りました。今月は「パケホーダイ・フラット」を契約していましたが、来月から「パケホーダイ・ダブル」へ契約を変更する予定です。
そうすると、docomoの月々の料金が「ファミ割MAX50」「タイプSS バリュー」の適用だとスマートフォンで1ヶ月~24ヶ月目(月々サポート適用期間中) で「月々5,159円から」になります。これを、ガラケーを持って、ウォークマンでAndroidを使うようになったら「月々1610円から」になります。年間で最大42,588円お得になります。この金額は大きいですよ。
NW-Z1060では3G接続が出来ず、WiFiのみになっていますが、これは逆に考えれば、スマートフォンで高額に請求されていたパケ代も、基本使用料もかからないのです。すべて、自宅やカフェなどのWiFiを使って接続するので非常に経済的です。そう考えると、「Androidを使いたいからスマートフォンを購入する」という選択肢が、いかにコストが掛かるかが分かります。常にスマートフォンを使う必要が無い私にとっては、Android搭載のウォークマンはとても画期的だと感じました。
そして、NW-Z1060にSkypeをインストールしました。Bluetoothのヘッドセットを購入したので、それを利用してSkypeで通話してみようと思います。
それでは、次回のレビューもお楽しみに!