遂に、待ちに待ったこの日がやって参りました!ウォークマンの新機種「Zシリーズ」が発売されました。私は「NW-Z1060」を購入。上位機種「NW-Z1070」の容量が64GBに対し、NW-Z1060は32GBです。
PDAみたいな使い方が出来るウォークマン
NW-Z1060購入の理由ですが、簡単に説明すると以下の通りです。実は、この機種はAndroid2.3が搭載されているのです。
- Android端末に電話の機能は正直いらないと思ってる。「電話」する機能はガラケーで十分だと思ってる。
- 通信手段はWiFiで十分。自宅やカフェにWiFiの環境が整備されているなら、それを利用すればネット接続は事足りるかな。
- カメラ不要。カメラがあることでデザインがかっこ悪くなるし、コストも掛かる分本体価格が割高になってしまう。
- NW-X1000シリーズの後継機が出なかった。Xシリーズよりも遥かに期待度が高いZシリーズが純粋に欲しかった。
- Android端末とウォークマンを小さなカバンに一緒に入れるとかさばる。ガラケーを入れると、もっとかさばる。
- 予想以上に手頃な価格だった。
まとめると、「最高音質のウォークマン機能を持ちながら、ひと昔のPDAのような使い方をAndroidで!」といったところでしょうか。
画面の広さ比較
ここからは、所有している以下の3つで比較していきます。(左から順に記載、リンク先は公式サイトの「主な仕様」)
- SonyEricsson Xperia SO-01B 【TFT/約4.0型/解像度854x480】
- ウォークマン NW-X1050 【有機EL/3.0型/解像度 432x240(WQVGA)】
- ウォークマン NW-Z1060 【TFT/4.3型/解像度 800x480(WVGA)】
画面と広さ、大きさともにNW-Z1060が最も大きいですが、解像度はXperiaがほんの少し優っています。従って、XperiaからウォークマンNW-Z1060へ移行したとしても、違和感なく移行できるのです。
また、ウォークマン同士を見てみると、どちらも高音質を追究したモデルになっていますが、コンセプトが異なります。まずNW-X1050は「ストラップに装着した状態で、首から下げて最高音質で音楽を楽しむ」ことも想定し、携帯性を最優先に設計されているのだと思います。本体は小さくても、有機ELディスプレイ搭載で可視性は抜群に良いです。
これに対してNW-Z1060は、音楽を聴くだけではなく大画面の液晶で高画質な動画や写真を鑑賞するのはもちろんのこと、「マルチアプリケーション」のために設計されています。Bluetoothにも対応しているので、対応するイヤホンなどを利用して、本体は鞄に入れた状態でも、聴くことを想定しているのでしょうね。
厚みの比較
それでは、厚みを見て行きましょう。なんと、3機種ともに厚みはほとんど変わりません。ただし、これはケースに入れていない状態です。
NW-X1050とNW-Z1060をソニー純正のクリアケースに入れた状態です。左のNW-X1050はストラップで首から吊るすためのカバーにもなっているので分厚くなっていますが、NW-Z1060用のカバーにはストラップ装着口もなく、本体にぴったりフィットした状態になっています。実はNW-Z1060本体に、ストラップ装着口が標準で付いているのです。場所は目立ちにくいのですが、WM-PORTの右側の、ウォークマンロゴの真下です。(個人的には重たいのでストラップは使う予定はありませんが…)
そして、NW-X1000シリーズでは結晶のように光るリンクル塗装を採用されており、要するに「背面がツルツル加工されていて、傷も指紋もつきやすい」欠点があり、ケースへ入れざるを得なかったのが、NW-Z1060はマットなカーボン仕上げ。背面の指紋を気にする必要はなくなりましたし、傷も目立ちにくい素材になったと見受けられます。
明るさ比較
NW-X1050とNW-Z1060の液晶の明るさをみていきましょう。NW-X1050の設定「輝度3(デフォルト)」とNW-Z1060のデフォルトを比較しました。前述通り、NW-X1050は有機ELディスプレイなので可視性は良いです。
そして、明るさをMAXにしたところ。NW-X1050の設定では「輝度5」、NW-Z1060では画面の明るさ設定を最高にしました。明るさとしては遜色無いですが、普段の用途ではこんなに明るくする必要もないと思うので、参考程度です。
今回は、外見の比較を行いました。引き続きレビューを行なっていきます。次回の更新をお楽しみに。