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【Raspberry Pi】Adafruit PiUARTでシリアル接続

書き溜めておいた記事を公開していきます。

手軽なシリアル接続

Wi-Fi 接続ができずSSHが使えない環境でRaspberry Pi を使いたいとき、シリアル接続が役立ちます。また、ディスプレイやキーボードなどの用意ができないときも、お手持ちのPCからシリアル接続できます。

以前紹介した方法だと、一部はんだ付けする必要がありましたので、完成品をご紹介します。

なお、以前紹介した記事は以下になります。

Adafruit PiUART - USB Console and Power Add-on for Raspberry Pi

今回は、PiUART をご紹介します。執筆時点では日本未発売品ですが、Pimoroniで購入できます。

設定方法

Raspberry Pi 側での設定については、/boot/config.txt に以下を追記します。

enable_uart=1

なお、Raspberry Pi のイメージをダウンロードし、microSDカードにRaspbianをコピーした直後の場合だと、config.txt がSDカード直下に存在しますので、そちらに追記します。

f:id:mana-cat:20180207012120p:plain

Raspbianのイメージが入っているmicroSDカードをRaspberry Pi 本体にセットします。

PCとPiUART を接続する

今回はPC(Windows 10)とPiUARTをmicroUSBで接続しています。PiUARTはRaspberry Pi 3 に繋げていますが、Zeroや2にも対応しています。なお、Pi 3 の場合、消費電力の関係でmicro USBで別途電源を供給しています。

ドライバのインストール

macOS の場合、ドライバが既にインストールされているので標準で使えるのですが、Windowsの場合だと別途ドライバをインストールする必要があります。

まず、以下のページでドライバをダウンロードします。

f:id:mana-cat:20180207003853p:plain

zip ファイルを展開し、インストーラーを実行します。

f:id:mana-cat:20180207004106p:plain

ドライバをインストール後、その他のデバイスでCP210x が認識されていることが分かりますね。

f:id:mana-cat:20180207003209p:plain

デバイスマネージャーも確認してみましょう。私のPC環境では、COM6 で認識されています。

f:id:mana-cat:20180207004218p:plain

シリアル接続の動作確認

TeraTermを起動すると、シリアル接続できるようになっているので、選択して OK ボタンを押します。

f:id:mana-cat:20180207003147p:plain

何も表示されない場合、「設定」→「シリアルポート」で シリアルポートの転送速度を 115200 bit/s に変更します。それでも何も表示されない場合は、Enterを押してみましょう。

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これで、Windows10からRaspberry Piへシリアル接続できるようになりました。