前回エントリーの補足記事です。
Raspberry Pi Zero に Azure CLI 2.0 をインストール
Azure CLI 2.0 のインストール方法の詳細については以下の公式ドキュメントをご覧下さい。
Azure CLI 2.0 のインストール | Microsoft Docs
公式ドキュメントの「パッケージ マネージャーなしでの Linux へのインストール」が該当します。
Azure CLI 2.0 と cifs-utils のインストール
まずapt update
でパッケージリストを更新しましょう。
$ sudo apt update
以下のコマンドでAzure CLI 2.0 関連のパッケージをインストールします。
$ sudo apt install libffi-dev python-dev libssl-dev
$ curl -L https://aka.ms/InstallAzureCli | bash
インストール完了まで環境によっては1時間前後かかりますので、その間は待ちましょう。Installation successful.
と表示されたらインストール成功です。
デバイスの認証
Raspberry Pi Zero にAzure CLI 2.0をインストールしたら、以下のコマンドを実行しデバイスの認証を行います。
$ az login
ブラウザを開いてデバイスの認証をします。デバイスの認証を行うことにより、Azure CLI 2.0からAzureのリソースの操作ができます。
https://aka.ms/devicelogin
にアクセスし、ターミナルに表示された認証コードを入力し、続行ボタンを押します。
デバイスの Microsoft Azure Cross-platform Command Line Interface アプリケーションにサインインしました。このウィンドウは閉じてかまいません。
と表示されると、ターミナルに以下のようなサブスクリプション情報が表示されます。
id
はサブスクリプション ID
になります。なお、サブスクリプションを複数持っている場合は、使用するサブスクリプションIDを以下のコマンドで固定します。
$ az account set --subscription {サブスクリプションID}
リソースグループの作成
次に、リソースグループ「pi-storage」を以下のazコマンドで作成します。
$ az group create \ --name pi-storage \ --location westus
リソースグループの作成オプションで必須になっている location
はリージョン(クラウドストレージのデータセンターの場所)を指定します。以下のコマンドでリージョン一覧を取得できますので、参考にしてください。
今回はwestus
(米国西部)を指定しています。
$ az account list-locations -o table DisplayName Latitude Longitude Name ------------------- ---------- ----------- ------------------ East Asia 22.267 114.188 eastasia Southeast Asia 1.283 103.833 southeastasia Central US 41.5908 -93.6208 centralus East US 37.3719 -79.8164 eastus East US 2 36.6681 -78.3889 eastus2 West US 37.783 -122.417 westus North Central US 41.8819 -87.6278 northcentralus South Central US 29.4167 -98.5 southcentralus North Europe 53.3478 -6.2597 northeurope West Europe 52.3667 4.9 westeurope Japan West 34.6939 135.502 japanwest Japan East 35.68 139.77 japaneast ...
作成したリソースグループが作成されているか、以下のコマンドで確認してみましょう。
$ az group list
今回は以上です。