親が住むための家を買いました
熊本地震から9年。実家の木造一戸建ては補修工事済みで無事ではあるものの、築40年で老朽化が深刻になりました。
家屋に亀裂があり、次に大地震がきたら 無事では済まされないと感じてリフォームを検討。同時に建て直しも視野に入れて解体費用も業者に依頼。
しかし建築基準法が改訂された結果、リフォームするだけで新築が建つ金額であることが判明。
ハウスメーカーに相談した建て直しも 自分自身をググると所属が分かってしまうのでガンガンなアップセルを受けた結果 都会で建てるのと同程度になってしまったので、業者への相談は慎重にやるべきだと反省…
話を戻すと、熊本地震の影響で火災保険の値上がりもあって、築40年 で実家の現時点の評価額の保険更新で5年100万円の見積もりもきて、保険料が10年前の4倍に跳ね上がりました。 築40年一戸建てに住み続けるのにさえも 1年あたり20万円の火災保険の負担を考えると、年金暮らしの親の負担は計り知れないです。
結論。親の命に代えられる物はないので、熊本で建売を買いました。
親からの援助無し、全て自分名義で進めたから 「本当に住宅ローンが通るんですか?」と営業さんに心配されたんですが、親族居住用途の住宅ローンで審査が通りました。銀行さんありがとう。
女性名義で保証人無し、ペアローンではない住宅ローンは、実績として通るのでチャレンジしてみて良かったです。
老後の蓄えは介護費用に
実家の住み替え予定の1週間前に、要介護認定5になった父が施設から緊急搬送されて一時危篤状態になり、色々とそれどころじゃなかったけど、祈祷式だけは行おうと思ってお祓いをしてもらいました。
実家の住宅ローン は10年以内に返して、夫と自分用の終の住処は別に考えていこうかなと。 これからも贅沢せずに沢山働きます。
父が倒れてから10年の月日が経ちました。 介護費用の負担が重くのしかかり、実家の修繕すらためらう母が今後の生活を不安そうにしていた。残りの余生ぐらいは 住む家に困らず生きてもらいたいです。
父の命の灯火が続く限り、私自身は三姉妹の長女として責任を持って父を見届けます。
実は夫には話せなかった
夫に話すと ぜんぶ助けようとすると思って。 余計な心配は掛けたくなくて、決まるまで話せませんでした。 「親のためにそこまでするなんて、本当に優しいんだね。僕は 親がもうこの世にはいないから 正直羨ましいな」 そう夫は答えてくれました。
「ちょうどいい広さ」の家
親のプライドも汲み取った上で、納得の上で住み替えてもらいました。それでも渋々だったと思います。 理由は新居の土地が狭いからです。 新居は母の実家の10分の1の広さで「こんなに狭いの?」と最初は不安そうにしていたから、なんか申し訳ないなって。 私自身が幼少の頃に母の実家の中庭でウサギを放し飼いにして飼育していたけど、購入した新居は母の実家の庭よりも狭いです。そう易々とは受け入れられないですよね。 少しずつ説得して、今はコンパクトな家が主流で、ちょうどいい広さで十分に生活できる事を説明しました。
どうでもいいんですが ウサギは一晩で穴を掘って脱走を試みようとするし、脱走したウサギの逃げ足は想像以上に速くて、当時 飼ってた従順な飼い猫たちと一緒にウサギを追いかけて捕まえようとしましたがネコの方がウサギに怯えてました。人生ってなかなかうまくいかない、そう体感できた出来事でした。
子ども3人、フルタイム共働き、親への援助と実家の住み替え用の住宅ローン持ちになりましたが、前向きに生きていきます。 私は東京で働いて、できる内に親孝行します。
今後の課題
分譲タイプは金額が決まっているから安心でしたが、今後の課題は外構工事です。自分自身は住まないけどカーポートに悩んでいるので色々とYouTubeを見ながら探しています。