方言を矯正した結果
最近、悩みがある。ここ数週間ほど悩んでいる。
夫から「(私の)話し方が怖い。怒っているように聞こえる」と言われるようになった。全く怒ってもいなくて普通に話しかけているだけなのに怒り口調だと受け取られてしまい、正直落ち込んでいる。
何故そう受け止められるようになったのか考察してみた。
熊本弁から標準語へ
私は熊本生まれで、大学を卒業してから上京しているので、それまでは標準語とは無縁の生活だった。上京してから標準語を使えるようになるまでやや暫くかかった。「あとぜき」「からう」が標準語ではないことに、当時は驚きを隠せなかった。
方言の矯正をしても、素の自分は残る
仕事では標準語を使うので、業務では全く影響ない。知人・友人に話しかけるのも地元の友達以外は標準語だから影響は無い。
ただし、私生活が問題だ。先日、結婚生活も8年目を迎えて、以前にも増して夫には気を遣わない生活を送っている。「亭主関白?ナニソレ?」のような対等な生活だから気を遣わない。ただ、熊本弁を標準語に矯正したまま、素の状態で話していると、当然だが怒っているような口調だけが残った。
参考として、【新幹線変形ロボ シンカリオン】第21話『はばたけ!シンカリオン 800つばめ』の5:10付近で門司支部の小倉司令長の台詞がキツい印象があるかもしれない(アニメだから声優も少しオーバー気味に演じている可能性もある)。こんなイメージだ。
本当は気が強い
本来の自分をさらけ出している相手に、「怒っている」と勘違いされる。だから、この数週間は特に落ち込んでいる。
熊本弁は九州以外の地域から見ると、「口調がキツいよね」と言われることがたまにあった。けれど、気質の根底には気の強さがあって、周囲も気の強い地域で暮らしていたから、語気が強いのは気にならなかった。
今では、その生活から一転しているのは分かっているので、日々の生活でも話し方には常に気を遣っている。気を遣っているから、気を抜くと話し方のギャップが激しいのかもしれない。
北海道はどうなの?
北海道出身の夫はどうか?一緒に北海道へ里帰りしてみると、親戚一同、おっとりと柔らかい口調で話している。それは札幌市中央区付近で人間観察した言葉も、みんな上品だった。語尾やイントネーションは北海道特有なのかな?とも感じた。
いっそのこと、気にしないでいいのでは?
いっそのこと、熊本弁で話し続けた方が幸せなんじゃないのか。関西出身の知り合いは、東京でも堂々と関西弁を話しているけれど、私はもう上京して10年以上経ってしまって、熊本弁も片言になったかもしれない。そもそも、同じ方言でコミュニケーションを取る相手がいないと寂しいので、帰郷したときぐらいしか方言は使わない。
東京生まれの息子達は?
息子達は東京生まれ東京育ち。ご近所さんも丁寧な標準語を使う。
自宅の中だけ熊本弁を使うアイディアは、夫から「方言が子どもに移ると、子どもの学校生活でのコミュニケーションに支障をきたす恐れがある。熊本弁で子どもに話しかけないで欲しい」と注意を受けたので断念した。
ちなみに、北海道特有のイントネーションや語尾「〜したさ」が息子達に移って、息子達は立派な道産子二世になっている。それでも、クラスでお友達もできているので、多少の方言が混ざっていても交友関係には問題無いことが伺える。
まとめ
どうすればいいのか分からないけど、解決策として「私に毎日"可愛い"と言ったら、あなたの受け取り方が変わるんじゃ無いの?」と提案してみた。
そうすると「押すと"可愛い"と褒めてくれるIoTボタンを用意しておこうか?"と」斜め上の回答があった。なるほど、良いアイディアだ。
そしてすかさず「はい、これIoTボタン!」と息子が持ってきた。これは3才の次男が排泄を自分で記録するためのIoTデバイスとして導入しているものだ。
「うんこボタン」

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そうか。ボタンでう○こを投げつければいいのか。悩みなんて、どうでも良くなった。