前回の続きです。
DC-DCコンバーターの調達
DC-DCコンバーターは、出力電圧 1.5V~1.8Vあたりに調整でき、1A程度流せるものを購入しましょう。出力電圧 1.5V固定のDC-DCコンバーターは見つかりませんでした。この調達作業が結構大変です。
千石通商で販売されている「Seeed Studio POW00900M」というDC-DCコンバーターは単2電池と同じぐらいのフットプリントでプラレールに搭載するのにちょうどいいです。
なぜ単2電池サイズなの?
プラレールの車両は単2電または単3電池を利用するモデルがあります。単2電池で駆動するモデルの方が改造しやすいので車両を選ぶ時には注意しましょう。
今回のIoTプラレールに採用した電気機関車 EF210 桃太郎とディーゼル機関車 DD51は両方とも単2電池を使用しています。(なお、現在DD51は品薄のため入手ができない場合があります)
重さの調整
DC-DCコンバーターは本来電池を入れる場所に入れます。ねじ止めするのは大変なので強力両面テープで貼り付けます。 この際に電池を入れなくなった分、駆動車両の先頭部分が軽くなるためミニ四駆のウエイトパーツをDC-DCコンバーターの下に貼り付けます(このウエイトパーツも両面テープで貼り付けるタイプです)。
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駆動車両の先頭の車輪が浮いてしまうと、後々に坂道レールが上れなくなったり、カーブレールで脱線するなどの問題が発生しますので、重さの調整は行いましょう。
単2電池はアルカリ電池の場合で60g~70g程度あります。したがって、ミニ四駆のセッティングウエイトは結構な重さ分を入れて調整します。
そこでDC-DCコンバーターの下には3gのセッティングウエイトを3つぐらい入れましょう。また、ボディの裏側にも2gのセッティングウエイトを中心に4つぐらい貼り付けて下さい。 そうすれば約20g程度重たくなり重心が安定します。何個セッティングウエイトを貼り付けるかは駆動車両のモデルによりますので発進時に先頭の車輪が浮かなくなるまで色々試してみてください。
はんだ付けのコツ
DC-DCコンバーターをハンダ付けする場合に、プラレールの電極のマイナス側にピンバイスで1mm程度の穴を開けるとジャンパーワイヤーのハンダ付けが楽になります。プラレールのプラス側はプラレールのモデルによって異なります。うまく工夫して、はんだ付けしてください。プラレールの電極側にフラックスを塗るとハンダの付きがよくなって楽になると思います。
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次回は実際にPythonのスクリプトで動かす方法をご紹介します。