1才半の次男が体調を崩し、5日間ほど39~40度の熱が下がらない状態が続いていました。
あまり知られていない病気なので、ブログで情報を拡散させていただきます。
まずはヒトメタニューモウィルスについて、以下のページが詳しく書かれていますので合わせて紹介致します。
ヒトメタニューモウィルスの症状
ヒトメタニューモウィルスは、以下のような症状が特徴的です。
- 咳、呼吸困難
- 大量の鼻汁
- 38度以上の高熱
- 食欲不振
- 不機嫌
- 大量のよだれが出る
1才の次男は5日間も高熱が続き、呼吸困難になって救急病院で診て貰いましたが原因が特定できずに帰されました。翌日、近所の小児科で診察したところ、ヒトメタニューモウィルスが発覚。
小児喘息持ちは危険
小児喘息を持っている子どもは、元々呼吸器系が弱いのでヒトメタニューモウィルスに感染すると非常に危険です。自宅の吸入器でパルミコート・ベネトリンなどの吸入をしても症状が改善されない場合は即座に救急病院に駆け込んだ方が良いかもしれません・・・呼吸困難になって顔色が真っ青になった我が子を見て、気が気じゃありませんでした。
突発性発疹と誤診されやすい
1才ぐらいの小さな子どもは、全身に発疹が出てしまう場合があるようです。そのため、突発性発疹だと誤診される可能性がありますので注意が必要です。
突発性発疹は熱が下がって発疹が全身に出ますが、ヒトメタニューモウィルスの場合だと高熱の段階で発疹が出ることがあります。発疹が出るタイミングに大きな違いがあります。
写真のように顔に発疹。頭や上半身も発疹が広がっています。
ヒトメタニューモウィルスの診断方法
簡易検査キットによる判定を行います。検査キットだと10分程度で結果が分かります。
RSウィルスと症状がほぼ似ているので、RSウィルスの検査を受けてみて陰性だったお子さんは、ヒトメタニューモウィルスの簡易検査も同時に受けることをオススメします。
つい最近、簡易検査キットが開発されたばかりで小児科医も気付けない場合があるそうなので、注意が必要です。早い段階で気付かずに適切な対応ができないと、肺炎にまで進行しますので本当に厄介です。
ヒトメタニューモウィルスの治療
残念ながら、今のところ特効薬は無いそうです。
処方された抗生物質を残さずに飲みきること、症状に変化が出てしまったらすぐに病院に駆け込むことぐらいでしょうか・・・
家族感染に注意
家族での感染に注意が必要です。手洗いを徹底し、部屋を清潔に保ちましょう。きょうだいの場合は、別室で寝かせるようにして接触を避けます。
子どもの食べ残しを親が食べると危険
特に、子どもの食べ残しを勿体無いと思って食べてしまうと、親まで感染してしまいます。いつもは完食するのに食べ残してしまうのは体調不良などの理由があるからです。調子の悪そうな子どもの食べ残しは絶対に食べないようにしましょう。
保育園・幼稚園の登園について
ヒトメタニューモウィルスの症状が治まったら、登園できるタイミングはいつになるのかは保育園に確認しましょう。まだ、あまり知られていない感染症なので、登園停止リストに記載されていない場合があります。
これ以上の悲劇を生まないために、必ず保育園に報告するようにしましょう。
最後に
4月から保育園に入った次男は、保育園でいろんなウィルスをもらってきて体調を崩し・・・の繰り返しです。でも、子どもに免疫が付くまで、仕方が無いと思っています。親は子どもの成長を辛抱強く見守ります・・・。
あまり知られてない感染症のため発見が遅くなると肺炎にまで進行してしまう恐ろしい病気で、RSウィルス以上に注意が必要だと思いました。皆さまもお気を付け下さい。
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