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「仕事と家庭の両立」の前に考えた5つのこと

子どもを育てながら仕事をするって難しい

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先日、 Meggyさんがこのような記事を書いていました。
meggy.goat.me一人一人の生き方はそれぞれですが、女性特有の悩みがありますよね。結婚・出産してもこれまで通り働けるのか、キャリアは築けるのか。過去の私も同じように悩んでいました。

「活躍している女性像」に振り回されている?

そして、子ども二人を育てながらIT業界で働いている今の私も、ずっと悩んでいる状態です。メディアに掲載されているバリキャリの生き方って本当にあるんだろうか、幻想なんじゃないのかってたまに感じています。
私はというと、子ども二人を妊娠・出産し、そこで時間的なブランクができました。いわゆる定番のキャリアパスを築くこともできず、マミートラックをただひたすら走っているのではないかと常に不安を感じています。

(1) 突然やってくる子どもの体調不良

実は本日、資格試験を受けに行きました。しかし、これが一筋縄ではいかなくて、大変でした。 
三連休で子どもが体調を崩して、まさかの長男次男ダウン。長男は1日で元気になりましたが、次男は悪化。次男は風邪で呼吸器がやられたようで、熱だけでなく鼻水と咳が止まらず、眠れないようで夜間も泣き続けていました。
私は寝不足でヘトヘト。結局、仕事もお休みすることになり、周りに迷惑をかけて、申し訳ないなと思いつつ、早く元気になるように看病に徹しました。

通院の難易度が高い問題

開業医の予約開始が朝7時ちょうどで、予約システムも7時00分00秒ジャストでボタンを押しても、4番目の予約。
翌日は大病院で8時過ぎに診察券を出してスタートダッシュ。
なるほど、ディズニーランドのファストパスは、この予行練習だったのか!という気付き。

「仕事か、子どもか」試練 再び

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次男がぐったりしている姿を見て、長男が同じぐらいの年齢だった4年前を思い出しました。兄弟なので顔が似ているのは当然ですが、長男の身体が弱かった頃を思い出すんです。
あの頃、長男は肺炎を繰り返し、私は病室から仕事をしていました。
あの頃を振り返ると、周りに迷惑を掛けたくないから、仕事も家庭もきちんと両立したいから、私は相当無理をしていました。
もし、その両立したいがための無理さえなければ、早めに長男の治療に専念さえすれば、長男は4度も肺炎を繰り返さなくてよかったのでは、と今でも後悔しています。
SpO2のアラートが鳴り響く個室。
酸素マスクをつけたまま、目を閉じたまま苦しい表情をしている長男の様子を横目で見ながら、仕事をするのが辛かった。
私がいま集中すべきなのは、PCの画面じゃなくて、愛しい息子のはずなのに・・・。

 優先順位を明確にしておくべきだった

「私は、何のために仕事をしているだろう?」
「誰のために、仕事と家庭を両立しているんだろう?」
 それをきちんと明確にしていないと、何か困難があったときに、自分を見失いそうになるのだと身に染みて感じました。
そして4年経って「次男の高熱」というイベントが発生し、同じような試練が待ち構えていました。

(2) 何かを優先すると、何かを諦める必要があること

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仕事も家庭も上手に両立なんかできなくて、子育てを優先すれば仕事のキャリアを諦めるしか無い現状。それでも・・・それでも諦めたくない葛藤と闘っています。

それでも「諦めたくない気持ち」とどう向き合うか

夫から、「もう諦めよう。資格を取ることが重要なんじゃないんだよ。たとえ試験を受けられなくても、ちゃんと勉強して自分の知識として身に付けたことが一番大事なんだから」
夫の言っている言葉は本当にその通りだと思った。資格にこだわる必要なんて無いんだ。

背負うと歩みも遅くなるけれど

 試験を受けに行けなくなるのはとても悔しくて。

理由は、前職では「子持ちのママエンジニアは使えない」とバッサリ切り捨てられた経験があったからです。
あの言葉は、本当に、本当に悔しかった。

 「満足に○○ができない」日々とどう向き合うか

子どもが二人いることで、勉強時間も睡眠時間も十分に取れないのは分かっている。
一人で生きていた頃よりも、勉強するスピードが猛烈に遅くなっているのも分かっている。
めまぐるしく発展するITのスピードに、私はついていけるのかいつも不安で、向いていないんじゃないのかってたまに思うんです。私は人よりも数倍不器用だから尚更です。
 

 (3) 子ども達の人生も背負っていることを自覚すること

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時間が無くて、自分のやりたいことが十分にできない。
自分のため、そして家族のために働いているのに、なんでだろう。
モヤモヤしながら悩む毎日。

 我が子の人生も背負っている

そのとき気付いた。
私は、自分の人生だけではなくて、子ども達の明日を背負って生きている。
大きくなるまで背負って歩んでいくんだから私がスローペースになっても当然なのだと。

 キャリア < 生活していくこと

でも子ども達が一人前になるまで、夫婦で働いて生活していく必要があります。
仕事は家族のために働いている一面もありますので、今自分ができることを精一杯頑張ろう、その目の前のことで成長していこうと思いながら仕事をしています。
下の子どもが小学生に上がるまでは、子ども優先の仕事をしていこうと思っています。

(4) 自分を過小評価しないこと

子育てに疲れ、仕事では周りと同じように100%の力を発揮できず、いつも自分を過小評価しがち。本当はスキルがある事すらも忘れてしまいがちです。
ワーキングマザーによくありがちな、自分を過小評価してしまう現象に、今まさに私も陥っています。でも、本来の自信をよく思い出して欲しい。

 諦めないこと

自分を信じて、有効期限の本日、自分の実力に賭けることにしました。
90分間の試験で、残り45分のところで祈るように試験の終了ボタンを押しました。
結果は合格。
 

LPIC303(LPI-303 Security)に合格しました。
資格の有効期限が切れる、本日合格。
(ちなみに、有効期限日の翌日以降に受験する場合は、LPICレベル1から取り直さないといけない)

受験前の注意点3 再認定ポリシー|IT資格といえば Linux技術者認定試験LPIC

私の代わりに次男の看病を快く引き受けてくれた夫がいたからこそ、試験会場まで足を運ぶことができました。

最初は反対した夫でしたが、私の希望を受け入れてくれて本当に感謝しています。

(5) 仕事も子育ても、孤独にならないこと

今の職場は、理解のある上司や仲間に恵まれ、周りに迷惑を掛けて申し訳ないと思いつつも、一人で悩みを抱え込まなくて良くなりました。
悩んでいたら声をかけてくれる仲間ができた。そのちょっとした会話に、いつも助けられています。

 一人だと難しいならみんなで乗り越えよう

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「仕事と家庭の両立」の前に立ちはだかる壁を、一人で乗り越える必要はないんです。
仲間と協力して、そして家族と共に壁を上っていけばいいんだと気付きました。無理に壁をぶち壊す力は今は無くても、守るべきものを守っていきたいから。
 
今回の資格取得も、夫が送り出してくれたから受験することができました。
もちろん、これからも困難はあると思います。それらも、すぐには乗り越えられないかもしれないけれど、少しずつ改善していくことはできると信じています。

誰かが困っている時は助けたい

職場の誰かが苦しんでいるとき、助けられるような大人になりたいから、まだまだ私も成長していきたいと思いました。
長男は6歳になって自分で何でもできるようになってきたけど、2歳の次男はイヤイヤ期の真っ只中。しんどい事も多いけれど、自分たちののペースでゆっくり成長していこうと思います。 
週明けには次男も元気に保育園へきっと登園できるはずだから、また気持ちを新たにして、頑張っていきます。

まとめ

出産、子育て、子どもの病気など、いろんな事情があって会社のレールから一時的に外れることもあると思います。
でもそれは、決してマイナスなんかじゃ無くて、これまでの働き方を変えてくれたり、自分の人生がカラフルになるきっかけにもなると思っています。

「型にはまることができなくて悩む」呪縛から解放されることが、今の自分に必要だと感じています。
自分の人生なので、メディアに掲載されているような「活躍している女性像」になる必要はないのです。
100人いたら100通りの人生があるように、自分らしく生きていこうと思います。

 オマケ:勉強方法について

勉強する時間だけAmaon EC2 RHEL7.4インスタンスを起動していました。詳細については別エントリーを書いたのでこちらを参照してください。

それでもなかなか勉強時間が取れなくて悩んでいたとき、子どもから大きなヒントをもらいました。 
絵本が大好きな次男。絵本を子供部屋から10冊持ってきて、「一緒に絵本を読もう!」と甘えん坊。
ちなみにぜんぶ、電車の絵本です。
繰り返し繰り返し、電車の名前と特徴を伝えて、いつも復唱している。
「これは、E7系かがやき」
「いーななけい かがやき!」
 
今では、「これは何?」と訊いたらすべて答えられるようになっていました。
なるほど、反復学習をしているんですね。

 時間が取れないからこその工夫

それを見て、私も勉強する時間が無いから、クイズ形式で覚えてみようかな。
現時点では役に立ちそうな問題集なんて皆無な試験だからこそ、「自分でクイズを作ればいいんだ!」と気付き、2時間かけてクイズを作りました。
以下のクイズ作成ツールにお世話になりました。
次男からもらったヒントで、自作eラーニングをスマホでポチポチ勉強。
土鍋でご飯を炊いているときの待ち時間や、こども寝かし付けの最中などしか時間が取れずにスキマ時間を活用するしか無かったけど、時間が無いなりに効率よく勉強しました。