突然子どもが嘔吐した
先週の出来事。
3歳の長男はいつもニコニコしているんだけど、急に調子が悪くなって嘔吐。
そして「お腹が痛い、お腹が痛い・・・」と泣き始めたんです。
救急に行こうか迷いましたが、座薬を挿して様子見しました。
カンピロバクター食中毒って?
翌日、近くの小児科で診てもらったら、
推定「カンピロバクター食中毒」ですね。生焼けのお肉など、子どもに食べさせましたか?
と診断されたので「え・・・なんで?」と疑問に思いました。
カンピロバクター食中毒について、詳しくは以下のサイトが参考になります。
カンピロバクター感染症: 細菌感染症: メルクマニュアル 家庭版
ちなみに、感染症の疑いがある時、小児科を受診する際は必ず受付時にその旨を伝えましょうね。(他の患者さんへの感染リスクがあるので、隔離室が用意されていたり、診察の順番を早めてもらうことがあります)
症状
長男の症状は以下の通りでした。
- 高熱(39度)
- 吐き気
- 腹痛
- 嘔吐
- 嘔吐して数時間後に血便
- 関節痛
こうやって文字にするとすごく大変だったんだな・・・(ToT)
カンピロバクターが悪さをして、腸が痙攣を続けて食事ができない状態でした。
(現在、長男は完治しましたが検査結果待ちの状態です)
検査と治療
ちなみに、検査は検便になります。便の菌を培養する方式になるので1週間程度かかるそうです。検査に時間がかかるので、推定のステータスでも治療を早急に始める必要があります。
治療は、抗生物質の投与です。座薬1回と飲み薬の服用になります。飲み薬は1日4回の処方でしたので、物が食べられなくても必ず服用させます。
食事
食事は、胃腸に炎症が出ている状態なので、無理に食べさせないこと。水分はしっかり取ることです。ナトリウム不足にならないように、経口補水液も飲ませるようにしていました。
長男の食事については以下のようになっていました。
- 初日 何も食べられずに経口補水液と水分のみ
- 2日目 うどんを少し
- 3日目 素麺
- 4日目 おにぎり
- 5日目 おにぎり、豆腐、野菜
- 6日目 通常食
完治するのに1週間かかりましたので、その期間は保育園は登園禁止です。
考えられる原因
食中毒と診断されて、すぐ思い浮かべる原因は、だいたい以下のようなパターンでしょうか。
- 自宅の調理が不十分だった
- 外食時の調理が不十分だった
- 保育園で感染した
自宅感染は考えられないと思います。
何故なら、潜伏期間がだいたい2~5日のようなので、食中毒になるようなものは一切食べさせていなかったからです。
それに、同じ食事をしているのに親は何もなくて、長男だけ食中毒を起こしている。だから、自宅での感染はほぼ無しだと思いました。
次に、外食について。
休日に「お子様ランチ」 を休日に食べていました。
その食事に、ハンバーグが含まれていたようでした。
パパと長男が二人でお出かけしたので、どのような調理方法で提供されたのか全く分からず、問い合わせたら「レトルトのハンバーグをレンジでチンして提供しています」ということなので、これも無し。
残るは保育園の感染が疑われるのですが、他の園児も食中毒の診断が出ていないと特定は不可能という結果になりました。何だかモヤモヤしますね・・・。
今後のことが心配なので保健所にも相談しましたが、上記のような結果となりましたし、二次感染もあり得るので調査も難しいとのことでした。
親として気を付けておくこと
親として何ができるのか、まとめてみました。
- 肉をしっかり焼く
- 調理器具の殺菌・消毒
- 外食時の食事がちゃんと焼けているか確認する
- 食事記録を取る
まず、肉をしっかり焼くことですね。65度以上で数分間、または肉の色が変わるまでしっかり焼くことでカンピロバクター菌は死滅します。
参考:食品安全委員会:食中毒予防のポイント
これから食中毒の季節になりますので、まな板の殺菌や肉の加熱時間についてより一層気を引き締めて配慮しておこうと思った出来事でした。
外食にも気を付けます。前日にもカンピロバクター食中毒の記事が出ていましたので・・・。
あと、たとえお子様ランチだとしても、親はちゃんと焼けているか確認してから、子どもに食べさせましょう。
最後に、どんなに気を付けても感染してしまったパターンについてですが、家庭や保育園で同様の症状が出た場合、該当の期間中に何を食べたのか遡る必要が出るとのこと。
そこで、保健所への調査依頼時に必須になるのが食事記録の提出だそうです。
確かに、原因を十分に特定するためには、食事記録をきちんと付けておくことだと思います。記録を細かく付けていなくても、スマホで食事を撮影するだけでも記録に残りますので、今後はそうしようと思ってパシャパシャと撮影しています。
今後の予防のために、使い捨ての手袋を買いました。
長男が元気になってホッと一安心。
皆様もお気を付けください。