サッポロファクトリーで結婚式を挙げました。「小さな結婚式」の札幌リゾートウェディングを利用し、親族だけで小さく挙げました。
たいへんアットホームで、一生の思い出として残る結婚式になりました。
これまでを振り返る
これまで色々あった。たくさん泣いて苦労した。結婚式の前夜は、そんな自分のこれまでを振り返っていました。もちろん、宿泊先のホテル日航札幌から、夜景を撮りながら。
でも、その苦労があってこそ、自分自身も成長し、夫と出会うきっかけになったんだと思います。
上京後、過労で倒れて仕事を辞めたこと
22歳。学生卒業後、当時一緒に暮らしていた婚約者を追いかけるために上京。
最初の会社では、月300時間ほど働いて、入社4ヶ月目で過労で倒れてやむを得ず退社。当然、社員寮から追い出される。
2ヶ月間、昼間は転職活動をしながら、そして夜は居酒屋でアルバイトしながら、生活費を稼ぐ日々。本当に笑っちゃうぐらい貧乏だったけど、両親の反対を押し切って、一方的に実家を出て行ったのは私自身なんだし、こんなところで両親を頼っちゃいけないと思って必死だった。
転職活動のとき、いろいろ助けてくれた皆さんに感謝。晴れて転職できました。
自分を大事にできなかったこと
転職してすぐ、仕事のし過ぎで腱鞘炎になって左手が動かなくなったこと。当時の婚約者は仕事が順調かつ忙しく、腱鞘炎の手術の立会いも出来なかったほど。
婚約者優先の生活をして、毎日3時間睡眠。生理はこなくなり、肌は荒れ、疲労を溜めたまま仕事を続ける。
そんな状態でも尽くす性格の私。こんなに尽くしているのに、なぜ愛されないのか、とても苦しんでいた。
自分探しを始めたこと
もう、これまでの事は忘れよう!気持ちを新たにして、自分のために生きようと思ったこと。でも試行錯誤の日々だった。
趣味では習い事を始めたり、カメラを始めたり。でも、仕事ではエンジニアとして自分がこれからもやっていけるのか不安で不安でたまらなくて、日々勉強の毎日。
将来の不安を解消するために、本を沢山読んだ。技術書だけではなく、ビジネス書、自己啓発本、哲学書など幅広いジャンルで。
流産したこと
それでもストレスフルな状態で毎日生活していたせいか、流産してしまったこと。近くに相談できる人も居なくて、独りぼっちで毎晩泣いていた。どん底まで落ち込んだ。ホルモンバランスが崩れて体重が10kg増えた。
それでも希望を捨てなかったこと
前向きに生きれば、きっと良い事があると信じて、毎日の読書や勉強は続けたこと。
お陰で資格も取得できて、自信がついた。「もう絶対にネガティブにならないぞ」と心に誓って、楽しいことを考えるように心掛けた。
仲間ができたこと
気付けば26歳。Twitterや勉強会を通して、仲間ができたこと。自分にとって、それが心の支えとなった。「自分だけじゃない。一人じゃない。私には、仲間が居るんだ」って。
そして少しずつ、自分の生き方について考えるようになった。体調も少しずつ回復して、笑顔が戻ってきた。
夫と出会ったこと
ハマケンさんから、「Manamiさんもおいでよ」と誘っていただいたクラウドセミナーで、仮想化(KVM)の本を紹介された。講師が「一押しの本」と絶賛していたから、もちろん即購入。読んで分からないことがあったから、じゃあ著者の人に教えてもらおうとサインを貰いに行った。
それが夫との運命的な出会いだった。前向きで明るくて、一緒に居ると、とても楽しい。初めて会った時、話がすごく弾んだ。
一緒に登山したり、カメラで工場を撮りに行ったり、、「幸せだな」と感じるようになった。
切迫流産しそうになったこと
夫との子ができた。幸せだったから、きっと神様が与えてくれたんだと思う。
ただ、切迫流産しそうになり、過去のことを思い出してすごく怖かった。だから、出来る限り安静にして毎日を過ごした。夫も協力してくれた。
つわりがひどかったり、ぎっくり腰になって動けなかったり、いろいろ大変だったけど、安定期に入って現在妊娠7ヶ月目。これも、夫が支えてくれたからだと思う。
そして、結婚
2011年6月4日結婚式。両親、そして妹たちから祝福の言葉をもらった。本当にうれしくて、幸せで、沢山涙が出た。
私と、お腹の中の赤ちゃんを愛してくれる夫と出会えて、毎日幸せの日々。
エンジニアの仲間からも沢山の祝福をいただきました。本当にありがとうございました。恐らく、エンジニアの繋がりが無かったら、夫とは出会えなかったと思います。
今日、この日の気持ちを忘れずに、これからも夫婦協力して、幸せな家庭を築いていこうと思います。